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配管工事におけるトラブル事例とその対策

皆さんこんにちは!

 

愛知県東海市、名古屋市を拠点に配管工事を中心に様々な工事を行っている

株式会社Clear、更新担当の富山です。

 

 

第4回 配管工事雑学講座

〜配管工事におけるトラブル事例とその対策〜


テーマは【配管工事でよくあるトラブルとその予防・対処法】について。

配管工事は、建物や施設の「ライフライン」を担う重要な工種です。しかし、どれだけしっかり工事を行っても、使用環境や時間の経過により、さまざまなトラブルが発生してしまうことがあります。

本記事では、実際の現場でよく見られるトラブルの種類とその原因、そして確実に対応・予防するための具体策を解説します。


🔧 よくある配管トラブルとその対策


1. 漏水(ろうすい)

 

配管トラブルの中でも最も頻発するのが「漏水」です。
水漏れは建物の構造体を劣化させるばかりか、電気系統への影響やカビの発生など、二次的な被害も引き起こします。

🔍 主な原因:

  • 接合部の締付け不足や溶接不良など、施工時のミス

  • パッキンの摩耗、腐食による経年劣化

  • 地震や振動、荷重による物理的変形や破損

 

🛠 対策:

  • 定期点検の実施:配管ルートの接合部、分岐部、見えにくい箇所も含めて定期的にチェックします。

  • 防錆対策:金属管には防錆塗料を使用し、腐食による穴あき・漏水を防止。

  • 早期の処置対応:初期のにじみや異音を放置せず、早期発見・早期修繕を心がけることが重要です。


2. 詰まり(つまり)

 

とくに排水管に多いのがこの「詰まり」。
日常的に発生しやすく、異臭や逆流、浸水といった深刻な被害にもつながる厄介なトラブルです。

🔍 主な原因:

  • 髪の毛、油、食べかすなどの異物の堆積

  • 配管内部に**スケール(汚れのこびりつき)**が蓄積

  • 勾配不足や配管のたるみ、逆勾配などの設計ミス

 

🛠 対策:

  • 月1の定期清掃:特に浴室やキッチンなどは意識してこまめな清掃を。

  • 適切な勾配設計:設計段階で、排水がスムーズに流れる傾斜を確保しておくこと。

  • 配管洗浄剤の使用:中性のパイプクリーナーなどを定期的に流して、内部をリフレッシュ。


3. 腐食(ふしょく)

 

金属管を使う現場では特に注意したい「腐食」。
見えない場所で進行していることが多く、気づいたときには破損寸前というケースも少なくありません。

🔍 主な原因:

  • 湿気の多い環境(地下、浴室周辺、外気に面した部分)

  • 酸性物質や塩分を含んだ空気に長期間さらされること

  • 露出配管が雨・風・紫外線で直接ダメージを受けること

 

🛠 対策:

  • 防錆塗料やテープ巻きでの保護施工を徹底

  • PVCやステンレス製の耐食性素材の活用(環境により適材適所)

  • 断熱材・保護カバーの併用で結露や外的影響を防ぐ

  • 換気や空調で湿度管理を徹底(特に地下ピットやメーター室)


✅ トラブルを未然に防ぐための3つの習慣

 

  1. 定期点検のルーティン化
     → 月単位・年単位で配管の状態をチェックし、異常を早期発見。

  2. 使用者への意識づけ
     → 入居者や従業員に「詰まりやすいものを流さない」など注意喚起を行う。

  3. 履歴管理の徹底
     → どの配管にいつ工事や補修をしたのかを記録することで、対応がスムーズに。


🔚 まとめ

 

配管工事は「見えないけれど、ずっと使い続けるインフラ」です。
だからこそ、施工後のアフターケアと、トラブルを見越した対策がとても大切。

今回ご紹介したような【漏水・詰まり・腐食】は、日々の点検・管理・ユーザーの意識で防ぐことができます。
トラブルを「起きてから直す」のではなく、「起きないように備える」こと。これが配管工事の真の技術力です。

 

 

 

次回もお楽しみに!

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地元・新日鐵の新設工事に参画!

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地元・新日鐵の新設工事に参画!

~採寸から製作・取付まで、約1年にわたる大規模プロジェクト~


🏗️ プロジェクトの概要

 

今回ご紹介するのは、地元の基幹産業を担う【新日鐵の新設工事】です。


私たちのチームが担当するのは「配管工事」全般。


採寸から始まり、配管の製作、現場での取付までを一貫して行う長期プロジェクトで、工期はなんと約1年に及びます。

工場の心臓部とも言える設備に関わる仕事であり、責任感と誇りを持って取り組んでいます。


📸 工事現場の全体風景

 

まずは現場の全景です。


広々としたスペースに仮設の照明や資材が整然と配置され、工事の舞台となる空間が整備されています。


床には養生シートが敷かれ、安全第一で作業できる環境を整えています。


🔧 配管の製作工程

 

次に工場での配管製作の様子です。


一つひとつのパイプは図面通りに切断・加工され、溶接によって精密に仕上げられます。


この段階で少しでも誤差があると、現場での取付に支障が出るため、職人の経験と技術が光る重要な工程です。


🛠️ 溶接・組立作業

 

完成に近づいた配管の姿がこちら。


L字やT字に加工されたジョイント部分は、現場でスムーズに取り付けられるように考慮され、耐久性と精度の両方が求められます。


💦 内部洗浄 ― 安全稼働のために

 

製作した配管はそのままでは使用できません。


内部を丁寧に洗浄し、油分や金属片などの不純物を取り除きます。


これにより、工事完了後のトラブルを未然に防ぎ、長期にわたって安定した稼働を実現します。


⚡ 現場での設置作業

 

現場に搬入された配管は、天井部分へと慎重に取り付けられていきます。


すでに敷設されている電気ケーブルや設備と干渉しないよう、事前のシミュレーションと現場での微調整を繰り返しながら進めます。


👷 職人たちの姿

 

実際に高所作業車に乗り、配管を取り付けている職人たちの様子です。


ヘルメット・安全帯を完全装備し、安全管理を徹底しながら一つひとつの工程を丁寧に進めています。

「スピード」と「精度」を両立させるのは簡単なことではありませんが、そこに職人のプライドが表れています。


✅ まとめ

 

新日鐵の新設工事は、地元にとって大きなプロジェクトであり、私たちにとっても誇りある仕事です。

  • 採寸 → 製作 → 洗浄 → 現場設置
    という流れの中で、正確さと安全性を第一に、チーム一丸となって取り組んでいます。

 

約1年かけて完成するこのプロジェクトは、地域産業を支える重要な基盤づくり。
今後も定期的に施工実績をご紹介し、ものづくりの現場の裏側をお届けしていきます✨

 

 

 

次回もお楽しみに!

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配管工事の流れと施工管理のポイント

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第3回 配管工事雑学講座

今回は、「配管工事の流れと施工管理のポイント」について解説します!


今回のテーマは、現場でもっとも重要と言っても過言ではない「施工の流れ」と「管理のポイント」について。


配管工事と一口に言っても、その裏には緻密な段取りと管理体制が必要不可欠。

建物の心臓部をつくるような重要な作業ですから、1つひとつの工程を丁寧に、確実に進める必要があります。


それでは、さっそく見ていきましょう!


🔧 配管工事の基本的な流れ

 

配管工事は、設計から完成検査までいくつもの工程を経て成り立っています。

以下に、その基本的な流れを段階ごとに解説します。


① 計画・設計

 

まず行うのが「計画」と「設計」です。


建物の用途や構造、配管が通る空間の状況をしっかり確認し、水・空気・ガスなど用途に応じた配管ルートを設計します。


重要なのは「効率よく、かつメンテナンスしやすい配置にすること」。
また、法令や安全基準(建築基準法や消防法など)を満たしているかもチェックしなければなりません。


② 資材の調達

 

設計図が完成したら、次は使用する配管資材や継手(ソケット、エルボ等)、支持金具、断熱材、溶接材料などを手配します。


ステンレス管・鋼管・塩ビ管など、使用する配管材料は現場の用途によって異なります。
材質の選定ミスは後々のトラブルにつながるため、しっかりとした見積りと発注管理が求められます。


③ 施工準備

 

施工前の準備も非常に重要です。


・作業エリアの整理整頓
・工具・資材の搬入計画
・作業員への安全教育(KY活動やヒヤリハットの共有)
・近隣への挨拶や騒音対策

安全な環境が整って初めて、スムーズで高品質な施工が実現できます。


④ 配管の設置

 

いよいよ配管の敷設工事です。


配管ルートに沿って管を仮設置し、必要に応じて切断・加工・溶接・接着などの処理を行います。


ボルト接合、フランジ締結、溶接(TIGやアークなど)などの技術も求められます。
建物の階層によっては足場や高所作業車、クレーンなどを活用して、安全かつ正確に配管を配置します。


⑤ 試運転・検査

 

配管工事が完了したら、実際に水や空気、ガスなどの流体を流してテストを行います。
・耐圧試験
・水圧試験
・気密試験
などを実施し、漏れや異常がないかを確認。


また、必要に応じて第三者機関や施主立ち会いのもとで検査が行われます。合格すれば、晴れて施工完了です!


📋 施工管理のポイント

 

配管工事はただ配管を敷くだけではなく、「安全・品質・進捗」をしっかりと管理することが大切です。

ここでは、その中でも特に重要な3つの管理ポイントを紹介します。


✅ 安全管理

 

配管工事は高所や狭所での作業が多く、また溶接やガスの取り扱いなど危険を伴う作業も含まれます。


そのため以下のような安全対策が求められます:

  • 安全帯(フルハーネス)の着用

  • 酸欠や中毒の危険がある場所での換気・監視体制

  • 作業前点検(KY活動・指差呼称)

  • 重機や火気の使用ルール厳守

現場の安全意識を高く保つことが、ゼロ災害の第一歩です!


✅ 品質管理

 

配管の耐久性・信頼性を確保するには、施工精度の高さが求められます。
・溶接部の外観検査
・超音波探傷検査(UT)や放射線検査(RT)
・支持金具の配置確認
・断熱材の密着確認
など、配管の寿命や性能に直結する部分は特に重点的にチェックします。


✅ 進捗管理

 

工期がタイトな現場では、スケジュール管理も重要。


工程表に沿って、各日ごと・各工程ごとの進捗確認を行い、
万が一の遅れがあれば、資材調整や人員配置の見直しなどで迅速にリカバリーします。
天候や他業種との調整も重要な要素です。


🎤 まとめ

 

配管工事は、設計から施工、検査まで多くのステップと専門知識を必要とする工種です。
「ただ配管をつなげるだけ」ではなく、安全・品質・スピードの三拍子がそろってはじめて良い工事が実現します。


施工管理は、現場を“生き物”のように捉えながら、日々細やかに対応していく技術とチームワークがカギになります。

 

 

 

次回もお楽しみに!

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某工場向け「水濾過タンク」の制作レポート 🏭💧

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某工場向け「水濾過タンク」の制作レポート 🏭💧

 

 

 

今回は某工場様向けに製作した 水濾過タンク のご紹介です。


タンクは水処理設備において重要な役割を担うため、内部の腐食防止や外装の耐久性をしっかり確保する必要があります。

今回はその制作工程を、写真とともに解説していきます!


🔧 制作工程の様子

 

① 鋼管の切り出し・加工

 

まずは大口径の鋼管を切り出し、加工するところからスタートします。


この段階で数ミリの精度がズレると、後工程や現場据付に影響が出るため、細心の注意を払いながら作業を行います。

📸【写真1】鋼管を加工中の様子


② 部材の組立・溶接

 

次に、フランジや脚部を取り付け、タンクの形にしていきます。


溶接部は圧力や水漏れに直結するため、熟練の技術者が丁寧に作業します。

📸【写真2】組立途中のタンク


③ 内部塗装(防食対策)

 

タンク内部は常に水が通るため、腐食防止のために 防食塗装 を施します。


黒く仕上がっているのが防食塗装済みの部分で、内部をしっかりと保護しています。

📸【写真3】塗装後の内部

📸【写真4】フランジ部品の塗装

📸【写真5】タンク内部に取り付けた部材


④ 外装仕上げ

 

内部塗装が終わると、次は外装の仕上げです。

白いサフェーサーを吹き付けて下地を整えた後、耐久性の高い塗装を施していきます。

📸【写真6】仕上げ前のタンク


⑤ 完成・設置

 

最終的に青く塗装されたタンクが完成しました!✨


現場に据え付けられ、実際に稼働している様子を見ると達成感もひとしおです。

📸【写真7】工場に据付完了したタンク


🌟 まとめ

 

水濾過タンクは、工場の生産活動を陰で支える 縁の下の力持ち です。


内部の防食塗装から外装の仕上げまで、どの工程も一つひとつ確実に行うことで、長期間安定して稼働できる製品に仕上がります。

今後も、安全で耐久性のあるタンク制作を通じて、お客様の工場運営をしっかりサポートしていきます!

 

 

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配管工事の種類と特徴

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【第2回:配管工事雑学講座】

配管工事の種類と特徴を徹底解説!


今回のテーマは、**「配管工事の種類と特徴」**です。

普段はあまり意識することのない配管工事ですが、実は用途や設置場所によってさまざまな種類があり、それぞれ特徴や施工のポイントが異なります。

建物のライフラインを支える重要な要素ですので、ぜひ最後まで読んで理解を深めてください!


✅ 配管工事にはどんな種類がある?

 

配管工事と一口に言っても、その用途は多岐にわたります。

代表的なものは次の4つです:

  1. 給水配管工事

  2. 排水配管工事

  3. ガス配管工事

  4. 空調配管工事

それでは、一つひとつ詳しく見ていきましょう!


① 給水配管工事 💧

 

給水配管は、建物に水を安全かつ安定して供給するための工事です。


家庭用のキッチンやお風呂、オフィスビルのトイレや給湯室など、あらゆる場所で利用されています。

特徴とポイント

  • 素材:腐食しにくい銅管やステンレス管、最近では耐久性に優れたポリエチレン管も採用されています。

  • 圧力管理:水圧が強すぎると機器に負担をかけ、弱すぎると使い勝手が悪くなるため、適正な圧力調整が必要です。

  • 漏水防止:給水トラブルは生活に直結するため、施工の精度が求められます。

 

メリット

  • 清潔で安全な水を供給できる。

  • 住宅やビルの価値を維持する重要設備。

 

デメリット

  • 配管の劣化による水漏れリスク。

  • 定期メンテナンスが必要。


② 排水配管工事 🚰

 

排水配管は、使用済みの水や生活排水を建物の外に排出するための配管です。


排水トラブルは、悪臭や詰まり、漏水などの原因となるため、設計・施工の精度がとても大切です。

特徴とポイント

  • 傾斜の確保:水がスムーズに流れるよう、一定の勾配が必要です。

  • 素材選び:耐腐食性に優れた塩ビ管(VP管)や鋳鉄管を使用します。

  • メンテナンス性:清掃口を設け、メンテナンスがしやすい設計が重要です。

 

メリット

  • 清潔な生活環境を維持できる。

  • 詰まりを防ぐための工夫で長寿命化可能。

 

デメリット

  • 傾斜不良や配管内の油脂詰まりでトラブルになりやすい。


③ ガス配管工事 🔥

 

ガス配管は、都市ガスやプロパンガスを家庭や工場に供給するための工事です。


キッチンや給湯設備のほか、製造ラインで使う工業ガスなどにも対応します。

特徴とポイント

  • 安全性第一:ガス漏れは重大事故につながるため、施工には国家資格が必須です。

  • 点検と試験:施工後は漏洩検査を行い、安全を確認します。

  • 耐震対策:地震での破損を防ぐため、フレキシブル配管を採用するケースも。

 

メリット

  • 快適な生活に欠かせないガス供給が可能。

  • 効率の良いエネルギー源として重宝。

 

デメリット

  • 高度な技術と資格が必要。

  • 法令による制約が多い。


④ 空調配管工事 ❄

 

空調配管は、冷暖房や換気設備のための配管です。


ビルや工場など大規模な施設では、空調設備が建物全体に張り巡らされており、省エネ性と快適性の両立がポイントになります。

特徴とポイント

  • 冷媒配管・ドレン配管:エアコンの冷媒ガスや結露水を処理するための専用配管が必要です。

  • 断熱性:冷媒配管には結露防止のための断熱施工が必須。

  • メンテナンス性:後からアクセスできる設計が重要。

 

メリット

  • 快適な室内環境を維持。

  • 省エネ性の高いシステムが導入可能。

 

デメリット

  • 初期工事コストが高め。

  • 配管ルート確保が難しい場合がある。


✅ まとめ

 

配管工事は、建物の「見えないインフラ」を支える重要な仕事です。


給水・排水・ガス・空調…どれも生活や産業に欠かせない役割を持っています。

 

 

次回もお楽しみに!

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【製鋼会社の配管工事レポート】材料調達から取付まで一貫施工!

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【製鋼会社の配管工事レポート】材料調達から取付まで一貫施工!

 

 

 

今回は、地元の製鋼会社で実施した配管工事をご紹介します。


この案件は、材料調達 → 配管ルート設計 → 採寸 → 製作 → 取付まで、当社がトータルで担当しました。

製鋼業界の設備は、高温・高圧の流体を扱うため、配管には「強度」「耐久性」「精度」が求められます。

まさに技術と経験が問われる現場でした。


✅ プロジェクトの背景

 

製鋼会社では、生産効率を維持するため、配管設備の安定稼働は必須。

今回の工事は、老朽化した配管の入れ替えと、新しい工程ラインへの接続が目的でした。

作業スペースは限られ、周囲には稼働中の設備も多く、**「正確かつスピーディに」**が最大の課題です。


✅ 工事の流れと写真紹介

 

① 配管内部の品質チェック

 

溶接後は必ず内部状態を確認します。


TIG溶接によるきれいなビードがしっかり出ています。

こうした内部精度が、後の漏れ防止に直結します。


📸 写真①:配管内部の美しいビード確認


② 材料搬入と設置準備

 

限られたスペースで効率よく作業するため、部材を整理しながら手順を確認。

安全第一で作業環境を整えます。


📸 写真②:施工前の配管と部材準備の様子


③ 配管の組み込み作業

 

複雑な設備の間を通すため、ルート選定が重要。

1mmのズレが後工程に影響するので、慎重に組み込んでいきます。


📸 写真③・④:限られたスペースで作業中のスタッフ


④ 高所での取付作業

 

工場の天井裏で配管を固定。安全帯や親綱を使用し、墜落防止対策を徹底しました。


📸 写真⑤:高所でのボルト固定・吊り支持の施工風景


⑤ 完成後の全体像

 

仕上がりをご覧ください。

美しい配管ライン、しっかりとした支持構造。見えない部分までこだわるのが当社のモットーです。


📸 写真⑥:完成した配管の取り付け状態


✅ 施工のポイントと工夫

 

  • 高品質なTIG溶接で強度と気密性を確保

  • 振動対策を考慮したサポート構造で、長期間の安定稼働を実現

  • 施工後の内部洗浄で異物混入や詰まりを防止

  • 限られたスペースでも効率よく施工できるルート設計


✅ この現場で大切にしたこと

 

製鋼工場は「止められない現場」。

工事中も操業が続くため、安全管理とスピード、そして正確さが最優先でした。

スタッフ全員が緻密な計画をもとに、短期間で仕上げるために尽力しました。


✅ まとめ

 

今回の工事も、予定通り無事故で完了しました!


お客様からは「施工精度が高く安心できる」「現場対応が迅速で助かった」と高評価をいただきました。


当社は、これからも確かな技術と経験で、産業の現場を支え続けます

 

 

次回もお楽しみに!

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某水処理場の加工菅制作風景

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【施工レポート】某水処理場向け 加工管製作風景をご紹介します!


今回は、私たちが現在手掛けている現場のひとつ――某水処理場向けの配管製作の様子をお届けします!

水処理施設では、安全性・耐久性・精度すべてが求められるため、私たちもいつにも増して緊張感を持って取り組んでいます。
写真とともに、製作のこだわりや現場の雰囲気を感じていただければ幸いです。


◆現場の裏側①:ずらりと並ぶステンレス加工管

ご覧ください!
工場内にずらりと並んでいるのは、今回製作中のSUS(ステンレス)製配管たち。
酸にも強く、腐食にも強いステンレスは、水処理施設における定番素材です。

これだけの本数が並ぶと、まるで「配管の行進」みたいですね(笑)

一本一本の長さ、角度、フランジ位置はすべて図面通りにミリ単位で管理され、
溶接・切断・仮組まで、各工程で徹底した品質管理を行っています。


◆現場の裏側②:丁寧なフランジ溶接作業

もう一枚のお写真では、熟練の職人によるフランジ溶接作業中の様子が写っています。

この作業では以下のような要点が求められます:

  • 溶接ビードの均一さ

  • フランジの歪み防止(温度管理がカギ)

  • 気密性の確保(特に流体を扱うため非常に重要)

 

この日は、特にTIG溶接を使用し、美しいビードを心がけながら丁寧に仕上げています。
写真では見えませんが、裏波溶接や内面の酸洗いまでしっかり行っております。


◆水処理場の配管は「見えないインフラ」そのもの

 

水処理施設の配管は、いわば「縁の下の力持ち」。
人目に触れることはありませんが、都市の水循環を支える大切なインフラ設備です。

少しでも施工精度が甘ければ、漏水や腐食、運転トラブルにつながるため、
一本一本の仕上がりに対して一切の妥協はできません。

私たちは「安心して使える配管を届ける」という使命のもと、
日々こうした地道な作業に真摯に取り組んでいます。


◆最後に:現場は日々進化中!

 

現在もこの水処理場向けの配管製作は進行中!
現場と連携を取りながら、納期・品質ともにベストな状態でお届けできるよう、全員で励んでおります。

今後も、現場の様子や製作工程、技術の紹介など、ブログで発信していきますので、
ものづくりの裏側や配管の仕事にご興味のある方は、ぜひチェックしてみてください!

それでは、次回のブログもお楽しみに♪


📌ステンレス配管/産業用配管/水処理施設向け特殊加工のご相談も随時受付中です。

愛知県東海市、名古屋市などお近くの方はぜひお気軽にお問い合わせください!

 

 

次回もお楽しみに!

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配管工事の基本的な役割と重要性

皆さんこんにちは!

 

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梅雨の候、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

雨音に季節の移ろいを感じる今日この頃です。

 

今月からブログ更新を頑張っていきます!

第1回:配管工事の基本的な役割と重要性とは?


今回からスタートする【配管工事 雑学講座】シリーズでは、私たちの暮らしや産業に欠かせない「配管工事」について、分かりやすく・深く・ちょっぴり専門的にご紹介していきます。

記念すべき第1回目のテーマは……
**『配管工事の基本的な役割と、その重要性』**についてです!


◆配管工事とは何か?

 

配管工事とは、水、ガス、空気、蒸気、油など、「流体」と呼ばれるものを安全かつ効率的に運ぶための管(パイプ)を設置・接続・管理する工事です。

住宅の給排水設備から、オフィスビルの空調ダクト、さらには工場の生産ラインにおけるガス・薬品の搬送ラインまで、配管は実に多岐にわたります。

表にはなかなか出ない「縁の下の力持ち」ですが、どんな建物でも“見えない部分”で大きな働きをしているのが配管工事なんです。


◆配管工事の主な役割

 

① 給水・給湯配管

家庭や事務所などで使う水道水を、蛇口まで届けるための配管です。
生活用水の供給だけでなく、温水器や給湯器とつながる「給湯ライン」も含まれます。

② 排水・汚水配管

使い終わった水や汚水を、衛生的かつ確実に建物の外に排出するための配管。
マンションや商業施設では「排水の勾配設計」も非常に重要です。

③ ガス配管

キッチンのガスコンロはもちろん、暖房機器や業務用ボイラーに必要なエネルギー源を安全に供給するラインです。
ガス漏れが起きないよう、気密性・強度・耐久性が求められます。

④ 空調・換気・冷媒配管

快適な空間をつくるためのエアコンや換気システム。その冷媒や排気を運ぶ配管も、すべて綿密に設計・施工されます。

⑤ 産業用特殊配管

化学工場・半導体工場・医療施設などでは、特殊ガスや薬液などを取り扱う配管が必要です。
耐薬品性や圧力対応、安全性など、高度な技術が問われます。


◆なぜ配管工事はそんなに重要なの?

 

配管は建物の“血管”とも言われる存在です。
それが適切に機能しなければ、生活や仕事に支障が出るどころか、安全性すら損なわれてしまいます。

◎ トラブルを未然に防ぐ

水漏れ、詰まり、ガス漏れなどは、配管トラブルの代表格。
特に見えない場所での劣化や施工ミスが原因で発生するケースが多く、「きちんとした施工」がとても大事なのです。

◎ 安全性の確保

ガス配管や高温・高圧の流体を運ぶ配管は、設計・材料選定・溶接精度まで一切妥協が許されません。
命に関わる設備であるため、施工者の技術力と経験が求められます。

◎ 建物全体の“寿命”に影響する

いくら建物自体がしっかりしていても、配管が老朽化していたり、施工に問題があると、全体の価値を下げてしまいます。
新築だけでなく、リフォームや更新工事の際にも、配管の状態確認は欠かせません。


◆まとめ:配管は「人と暮らしをつなぐ見えないインフラ」

 

日常の中ではなかなか意識されませんが、私たちが蛇口をひねって水が出るのも、お風呂にお湯が溜まるのも、オフィスで快適に過ごせるのも、
すべては**「安全に配管が機能しているからこそ」**なのです。

そしてその“当たり前”をつくっているのが、配管工事のプロたち。

次回からは、より具体的なテーマに深掘りしながら、
配管の面白さ・奥深さ・知られざる技術力を、わかりやすく解説してまいります!

次回もお楽しみに!

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愛知県 管工事 株式会社Clear

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だいぶ朝夜と寒くなってきました!
仕事はしやすい時期ですね^_^

ステンレスの水槽を2機制作した時のものです。
ステンレス製のものはやりがいがあります。

愛知県 配管工事 株式会社Clear

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だいぶ朝と夜は涼しくなってきましたね!

船の上で船の手摺り作りました!
波で揺れるので溶接してたら船酔いになるわ、溶接しにくいわで、、、

まぁこれもいい思い出です。