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月別アーカイブ: 2025年6月

某水処理場の加工菅制作風景

皆さんこんにちは!

 

愛知県東海市、名古屋市を拠点に配管工事を中心に様々な工事を行っている

株式会社Clear、更新担当の富山です。

 

 

 

【施工レポート】某水処理場向け 加工管製作風景をご紹介します!


今回は、私たちが現在手掛けている現場のひとつ――某水処理場向けの配管製作の様子をお届けします!

水処理施設では、安全性・耐久性・精度すべてが求められるため、私たちもいつにも増して緊張感を持って取り組んでいます。
写真とともに、製作のこだわりや現場の雰囲気を感じていただければ幸いです。


◆現場の裏側①:ずらりと並ぶステンレス加工管

ご覧ください!
工場内にずらりと並んでいるのは、今回製作中のSUS(ステンレス)製配管たち。
酸にも強く、腐食にも強いステンレスは、水処理施設における定番素材です。

これだけの本数が並ぶと、まるで「配管の行進」みたいですね(笑)

一本一本の長さ、角度、フランジ位置はすべて図面通りにミリ単位で管理され、
溶接・切断・仮組まで、各工程で徹底した品質管理を行っています。


◆現場の裏側②:丁寧なフランジ溶接作業

もう一枚のお写真では、熟練の職人によるフランジ溶接作業中の様子が写っています。

この作業では以下のような要点が求められます:

  • 溶接ビードの均一さ

  • フランジの歪み防止(温度管理がカギ)

  • 気密性の確保(特に流体を扱うため非常に重要)

 

この日は、特にTIG溶接を使用し、美しいビードを心がけながら丁寧に仕上げています。
写真では見えませんが、裏波溶接や内面の酸洗いまでしっかり行っております。


◆水処理場の配管は「見えないインフラ」そのもの

 

水処理施設の配管は、いわば「縁の下の力持ち」。
人目に触れることはありませんが、都市の水循環を支える大切なインフラ設備です。

少しでも施工精度が甘ければ、漏水や腐食、運転トラブルにつながるため、
一本一本の仕上がりに対して一切の妥協はできません。

私たちは「安心して使える配管を届ける」という使命のもと、
日々こうした地道な作業に真摯に取り組んでいます。


◆最後に:現場は日々進化中!

 

現在もこの水処理場向けの配管製作は進行中!
現場と連携を取りながら、納期・品質ともにベストな状態でお届けできるよう、全員で励んでおります。

今後も、現場の様子や製作工程、技術の紹介など、ブログで発信していきますので、
ものづくりの裏側や配管の仕事にご興味のある方は、ぜひチェックしてみてください!

それでは、次回のブログもお楽しみに♪


📌ステンレス配管/産業用配管/水処理施設向け特殊加工のご相談も随時受付中です。

愛知県東海市、名古屋市などお近くの方はぜひお気軽にお問い合わせください!

 

 

次回もお楽しみに!

お問い合わせはこちらから!

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配管工事の基本的な役割と重要性

皆さんこんにちは!

 

愛知県東海市、名古屋市を拠点に配管工事を中心に様々な工事を行っている

株式会社Clear、更新担当の富山です。

 

 

 

梅雨の候、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

雨音に季節の移ろいを感じる今日この頃です。

 

今月からブログ更新を頑張っていきます!

第1回:配管工事の基本的な役割と重要性とは?


今回からスタートする【配管工事 雑学講座】シリーズでは、私たちの暮らしや産業に欠かせない「配管工事」について、分かりやすく・深く・ちょっぴり専門的にご紹介していきます。

記念すべき第1回目のテーマは……
**『配管工事の基本的な役割と、その重要性』**についてです!


◆配管工事とは何か?

 

配管工事とは、水、ガス、空気、蒸気、油など、「流体」と呼ばれるものを安全かつ効率的に運ぶための管(パイプ)を設置・接続・管理する工事です。

住宅の給排水設備から、オフィスビルの空調ダクト、さらには工場の生産ラインにおけるガス・薬品の搬送ラインまで、配管は実に多岐にわたります。

表にはなかなか出ない「縁の下の力持ち」ですが、どんな建物でも“見えない部分”で大きな働きをしているのが配管工事なんです。


◆配管工事の主な役割

 

① 給水・給湯配管

家庭や事務所などで使う水道水を、蛇口まで届けるための配管です。
生活用水の供給だけでなく、温水器や給湯器とつながる「給湯ライン」も含まれます。

② 排水・汚水配管

使い終わった水や汚水を、衛生的かつ確実に建物の外に排出するための配管。
マンションや商業施設では「排水の勾配設計」も非常に重要です。

③ ガス配管

キッチンのガスコンロはもちろん、暖房機器や業務用ボイラーに必要なエネルギー源を安全に供給するラインです。
ガス漏れが起きないよう、気密性・強度・耐久性が求められます。

④ 空調・換気・冷媒配管

快適な空間をつくるためのエアコンや換気システム。その冷媒や排気を運ぶ配管も、すべて綿密に設計・施工されます。

⑤ 産業用特殊配管

化学工場・半導体工場・医療施設などでは、特殊ガスや薬液などを取り扱う配管が必要です。
耐薬品性や圧力対応、安全性など、高度な技術が問われます。


◆なぜ配管工事はそんなに重要なの?

 

配管は建物の“血管”とも言われる存在です。
それが適切に機能しなければ、生活や仕事に支障が出るどころか、安全性すら損なわれてしまいます。

◎ トラブルを未然に防ぐ

水漏れ、詰まり、ガス漏れなどは、配管トラブルの代表格。
特に見えない場所での劣化や施工ミスが原因で発生するケースが多く、「きちんとした施工」がとても大事なのです。

◎ 安全性の確保

ガス配管や高温・高圧の流体を運ぶ配管は、設計・材料選定・溶接精度まで一切妥協が許されません。
命に関わる設備であるため、施工者の技術力と経験が求められます。

◎ 建物全体の“寿命”に影響する

いくら建物自体がしっかりしていても、配管が老朽化していたり、施工に問題があると、全体の価値を下げてしまいます。
新築だけでなく、リフォームや更新工事の際にも、配管の状態確認は欠かせません。


◆まとめ:配管は「人と暮らしをつなぐ見えないインフラ」

 

日常の中ではなかなか意識されませんが、私たちが蛇口をひねって水が出るのも、お風呂にお湯が溜まるのも、オフィスで快適に過ごせるのも、
すべては**「安全に配管が機能しているからこそ」**なのです。

そしてその“当たり前”をつくっているのが、配管工事のプロたち。

次回からは、より具体的なテーマに深掘りしながら、
配管の面白さ・奥深さ・知られざる技術力を、わかりやすく解説してまいります!

次回もお楽しみに!

お問い合わせはこちらから!

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