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月別アーカイブ: 2025年7月

配管工事の種類と特徴

皆さんこんにちは!

 

愛知県東海市、名古屋市を拠点に配管工事を中心に様々な工事を行っている

株式会社Clear、更新担当の富山です。

 

 

【第2回:配管工事雑学講座】

配管工事の種類と特徴を徹底解説!


今回のテーマは、**「配管工事の種類と特徴」**です。

普段はあまり意識することのない配管工事ですが、実は用途や設置場所によってさまざまな種類があり、それぞれ特徴や施工のポイントが異なります。

建物のライフラインを支える重要な要素ですので、ぜひ最後まで読んで理解を深めてください!


✅ 配管工事にはどんな種類がある?

 

配管工事と一口に言っても、その用途は多岐にわたります。

代表的なものは次の4つです:

  1. 給水配管工事

  2. 排水配管工事

  3. ガス配管工事

  4. 空調配管工事

それでは、一つひとつ詳しく見ていきましょう!


① 給水配管工事 💧

 

給水配管は、建物に水を安全かつ安定して供給するための工事です。


家庭用のキッチンやお風呂、オフィスビルのトイレや給湯室など、あらゆる場所で利用されています。

特徴とポイント

  • 素材:腐食しにくい銅管やステンレス管、最近では耐久性に優れたポリエチレン管も採用されています。

  • 圧力管理:水圧が強すぎると機器に負担をかけ、弱すぎると使い勝手が悪くなるため、適正な圧力調整が必要です。

  • 漏水防止:給水トラブルは生活に直結するため、施工の精度が求められます。

 

メリット

  • 清潔で安全な水を供給できる。

  • 住宅やビルの価値を維持する重要設備。

 

デメリット

  • 配管の劣化による水漏れリスク。

  • 定期メンテナンスが必要。


② 排水配管工事 🚰

 

排水配管は、使用済みの水や生活排水を建物の外に排出するための配管です。


排水トラブルは、悪臭や詰まり、漏水などの原因となるため、設計・施工の精度がとても大切です。

特徴とポイント

  • 傾斜の確保:水がスムーズに流れるよう、一定の勾配が必要です。

  • 素材選び:耐腐食性に優れた塩ビ管(VP管)や鋳鉄管を使用します。

  • メンテナンス性:清掃口を設け、メンテナンスがしやすい設計が重要です。

 

メリット

  • 清潔な生活環境を維持できる。

  • 詰まりを防ぐための工夫で長寿命化可能。

 

デメリット

  • 傾斜不良や配管内の油脂詰まりでトラブルになりやすい。


③ ガス配管工事 🔥

 

ガス配管は、都市ガスやプロパンガスを家庭や工場に供給するための工事です。


キッチンや給湯設備のほか、製造ラインで使う工業ガスなどにも対応します。

特徴とポイント

  • 安全性第一:ガス漏れは重大事故につながるため、施工には国家資格が必須です。

  • 点検と試験:施工後は漏洩検査を行い、安全を確認します。

  • 耐震対策:地震での破損を防ぐため、フレキシブル配管を採用するケースも。

 

メリット

  • 快適な生活に欠かせないガス供給が可能。

  • 効率の良いエネルギー源として重宝。

 

デメリット

  • 高度な技術と資格が必要。

  • 法令による制約が多い。


④ 空調配管工事 ❄

 

空調配管は、冷暖房や換気設備のための配管です。


ビルや工場など大規模な施設では、空調設備が建物全体に張り巡らされており、省エネ性と快適性の両立がポイントになります。

特徴とポイント

  • 冷媒配管・ドレン配管:エアコンの冷媒ガスや結露水を処理するための専用配管が必要です。

  • 断熱性:冷媒配管には結露防止のための断熱施工が必須。

  • メンテナンス性:後からアクセスできる設計が重要。

 

メリット

  • 快適な室内環境を維持。

  • 省エネ性の高いシステムが導入可能。

 

デメリット

  • 初期工事コストが高め。

  • 配管ルート確保が難しい場合がある。


✅ まとめ

 

配管工事は、建物の「見えないインフラ」を支える重要な仕事です。


給水・排水・ガス・空調…どれも生活や産業に欠かせない役割を持っています。

 

 

次回もお楽しみに!

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【製鋼会社の配管工事レポート】材料調達から取付まで一貫施工!

皆さんこんにちは!

 

愛知県東海市、名古屋市を拠点に配管工事を中心に様々な工事を行っている

株式会社Clear、更新担当の富山です。

 

 

 

【製鋼会社の配管工事レポート】材料調達から取付まで一貫施工!

 

 

 

今回は、地元の製鋼会社で実施した配管工事をご紹介します。


この案件は、材料調達 → 配管ルート設計 → 採寸 → 製作 → 取付まで、当社がトータルで担当しました。

製鋼業界の設備は、高温・高圧の流体を扱うため、配管には「強度」「耐久性」「精度」が求められます。

まさに技術と経験が問われる現場でした。


✅ プロジェクトの背景

 

製鋼会社では、生産効率を維持するため、配管設備の安定稼働は必須。

今回の工事は、老朽化した配管の入れ替えと、新しい工程ラインへの接続が目的でした。

作業スペースは限られ、周囲には稼働中の設備も多く、**「正確かつスピーディに」**が最大の課題です。


✅ 工事の流れと写真紹介

 

① 配管内部の品質チェック

 

溶接後は必ず内部状態を確認します。


TIG溶接によるきれいなビードがしっかり出ています。

こうした内部精度が、後の漏れ防止に直結します。


📸 写真①:配管内部の美しいビード確認


② 材料搬入と設置準備

 

限られたスペースで効率よく作業するため、部材を整理しながら手順を確認。

安全第一で作業環境を整えます。


📸 写真②:施工前の配管と部材準備の様子


③ 配管の組み込み作業

 

複雑な設備の間を通すため、ルート選定が重要。

1mmのズレが後工程に影響するので、慎重に組み込んでいきます。


📸 写真③・④:限られたスペースで作業中のスタッフ


④ 高所での取付作業

 

工場の天井裏で配管を固定。安全帯や親綱を使用し、墜落防止対策を徹底しました。


📸 写真⑤:高所でのボルト固定・吊り支持の施工風景


⑤ 完成後の全体像

 

仕上がりをご覧ください。

美しい配管ライン、しっかりとした支持構造。見えない部分までこだわるのが当社のモットーです。


📸 写真⑥:完成した配管の取り付け状態


✅ 施工のポイントと工夫

 

  • 高品質なTIG溶接で強度と気密性を確保

  • 振動対策を考慮したサポート構造で、長期間の安定稼働を実現

  • 施工後の内部洗浄で異物混入や詰まりを防止

  • 限られたスペースでも効率よく施工できるルート設計


✅ この現場で大切にしたこと

 

製鋼工場は「止められない現場」。

工事中も操業が続くため、安全管理とスピード、そして正確さが最優先でした。

スタッフ全員が緻密な計画をもとに、短期間で仕上げるために尽力しました。


✅ まとめ

 

今回の工事も、予定通り無事故で完了しました!


お客様からは「施工精度が高く安心できる」「現場対応が迅速で助かった」と高評価をいただきました。


当社は、これからも確かな技術と経験で、産業の現場を支え続けます

 

 

次回もお楽しみに!

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