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某水処理センター向け蒸気配管の製作・PT検査

皆さんこんにちは!

 

愛知県東海市、名古屋市を拠点に配管工事を中心に様々な工事を行っている

株式会社Clear、更新担当の富山です。

 

 

 

某水処理センター向け蒸気配管の製作・PT検査

自社工場で製作から検査まで丁寧に対応しました🔧

 

 

 

 

今回は、某水処理センター向けの蒸気配管を自社工場で製作し、溶接部のPT検査を行った様子をご紹介します。

蒸気配管は、高温の蒸気を設備へ安全に届ける重要な配管です。運転開始後に安定して使用できるよう、図面や仕様に基づいて寸法を確認し、配管・エルボ・フランジ・枝管などを組み合わせて製作します。

配管は外観がきれいに仕上がっているだけでは十分ではありません。特に溶接部は配管の品質を左右するため、製作後の確認と検査が重要です🔍

今回は、自社内で行ったPT検査の工程を写真とともにご紹介します。

 

 

 

蒸気配管を自社工場で製作

 

今回製作したのは、両端にフランジを備え、エルボや枝管を組み込んだ蒸気配管です。

配管製作では、図面に示された寸法や角度、接続方向を確認しながら材料を切断・加工し、各部材を溶接して一つの配管へ仕上げます。

現場で正確に取り付けるためには、全長だけでなく、フランジの向きやボルト穴の位置、枝管の方向なども適切に合わせなければなりません。

わずかな位置のずれが現場での接続に影響するため、各工程で確認を重ねながら製作を進めています📏

 

【写真①:自社工場で製作した蒸気配管の全景】

写真では、直管部分からエルボ、フランジ、枝管まで一体となった配管の形状をご覧いただけます。

自社工場で製作することで、設備や作業環境が整った場所で加工・溶接・検査を進められます。現場での作業量を抑え、据付工程を円滑に進めやすくなることも、事前製作のメリットです✨

 

 

 

PT検査とは?

 

PT検査とは「浸透探傷試験」と呼ばれる非破壊検査の一つです。

材料や製品を壊すことなく、表面に開口している微細な傷を確認するために行います。溶接部へ浸透液を塗布し、その液が傷の内部へ入り込む性質を利用して、表面の状態を調べます。

目視だけでは発見しにくい小さな傷を確認する手段として、配管や金属製品の検査に用いられています🧪

 

一般的なPT検査は、次のような流れで進めます。

  1. 検査面の清掃と前処理
  2. 浸透液の塗布
  3. 所定時間の浸透
  4. 余分な浸透液の除去
  5. 現像剤の塗布
  6. 指示模様の観察と記録
  7. 検査後の清掃

使用する材料や施工要領に従い、それぞれの工程を確実に行うことが大切です。

 

 

 

検査前の清掃・前処理

 

はじめに、溶接部とその周辺に付着している油分、汚れ、水分などを除去します。

 

【写真②:洗浄剤を使用した検査面の前処理】

検査面に汚れが残っていると、浸透液が傷の内部へ入りにくくなったり、正しい判定を妨げたりすることがあります。

そのため、溶接部の状態を確認しながら洗浄し、表面をきれいに整えて十分に乾燥させます。PT検査の精度を保つためにも、前処理は非常に重要な工程です✨

 

 

 

浸透液を塗布

 

前処理後、検査する溶接部へ赤色の浸透液を塗布します。

 

【写真③:フランジ溶接部への浸透液塗布】

 

【写真④:エルボとフランジ周辺の浸透処理】

溶接ビードとその周辺を覆うように塗布し、表面に開口した傷がある場合に浸透液が入り込むための時間を確保します。

今回の配管には、フランジ接続部やエルボ部分、枝管部分など、複数の溶接箇所があります。それぞれの検査対象を確認し、見落としがないよう順番に作業しました🔍

浸透時間が経過した後は、表面に残った余分な浸透液を適切に除去します。この作業が不十分だと、表面全体が赤く残って確認しにくくなります。一方で、必要以上に洗浄すると、傷の内部へ浸透した液まで除去してしまう可能性があります。

検査の特性を理解し、丁寧に処理することが求められます。

 

 

 

現像剤を塗布して確認

 

余分な浸透液を取り除き、検査面を乾燥させた後、白色の現像剤を塗布します。

 

【写真⑤:各溶接部へ現像剤を塗布している様子】

現像剤には、傷の内部に残った浸透液を表面へ吸い出し、赤い指示模様として見えやすくする役割があります。

白い現像剤を適切な状態で塗布し、定められた時間を確保したうえで溶接部を観察します。模様が現れた場合は、その位置や形状、大きさなどを確認し、基準に基づいて評価します✅

今回もフランジ周辺、エルボ部分、枝管の付け根など、検査対象となる溶接部を自社内で順番に確認しました。

 

 

 

自社内検査で品質を確かめてから出荷

 

配管は、現場へ納品して取り付けた後に不具合が見つかると、工程全体へ大きな影響を与えます。

再製作や補修、再搬入が必要になれば、工期や周囲の作業にも負担がかかります。そのため、出荷前に寸法や外観、溶接部などを確認し、必要な検査を行うことが重要です。

当社では、配管を製作するだけでなく、自社内で検査まで行うことで、品質を確認したうえで次の工程へつなげています🏭

製作担当者と検査担当者が情報を共有しやすく、確認が必要な箇所にも速やかに対応できることが、自社対応の強みです。

 

 

 

まとめ

 

今回は、某水処理センター向け蒸気配管の製作と、自社工場で実施したPT検査の様子をご紹介しました。

蒸気配管は、設備を安定して運転するために欠かせないものです。正確な製作に加え、溶接部を一つずつ検査し、品質を確認してから納品することが、安全で確実な設備づくりにつながります🔧✨

今後も、図面や仕様を丁寧に確認し、製作から検査まで責任を持って対応してまいります。

 

 

 

次回もお楽しみに!

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